ポントヴィーニョのイワシ祭り 2026


◆ リスボンの街を彩る初夏の風物詩「イワシ祭り」

毎年6月、ポルトガル首都リスボンでは、街中が香ばしいイワシの香りとお祭りムードに包まれる「イワシ祭り」が開催されます。これは、リスボンの守護聖人聖アントニオを祝う「聖アントニオ祭」の一部として行われ、ポルトガルを代表する初夏の伝統行事でもあります。

聖アントニオ
は13世紀に活躍したカトリックの聖人で、「失くし物の守護聖人」として知られる一方、ポルトガルでは「縁結び・結婚の聖人」としても広く親しまれています。そのため毎年6月には、集団結婚式が行われたり、男性がバジルの一種であるマンジェリコを意中の女性にプレゼントする風習などが残っており、人々の暮らしと深く結びついたお祭りとなっています。

祭りの期間中、リスボンの街には色鮮やかな装飾やランタンが飾られ、広場や路地には屋台が立ち並びます。夜になると音楽やダンスが始まり、人々は炭火で焼いたイワシを囲みながら、家族や友人とともに夜遅くまで賑やかな時間を過ごします。特に6月12日から13日にかけては、あちらこちらでパレードやイベントが開催され、街中が活気に溢れます。

◆ なぜイワシなの?

この時期のイワシは産卵前で脂がのり、最も美味しい旬を迎えます。炭火で香ばしく焼き上げたイワシをパンと一緒に頬張るスタイルは、ポルトガルの初夏を象徴する食文化のひとつ。イワシは単なる魚ではなく、季節の訪れを感じる大切な味覚として親しまれています。

香ばしいイワシの旨みや塩味には、ヴィーニョ・ヴェルデなどの爽やかな白ワインや、軽やかな赤ワインが好相性。イワシ祭りの賑わいをイメージしながら、イワシ料理とともに楽しみたいワインをぜひ見つけてみてください。


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