ポルトガルのワインのコラム
ニーポート エト・カルタ 金銀いのししラベル
ニーポート エト・カルタ 金銀いのししラベル
干支の可愛らしいイラストが人気のエト・カルタですが、年末・年始に発売されるのが新年の干支をモチーフにした限定の金銀ラベルです。
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もともとこのワインは 「ニーポート」が世界各地の市場ごとにオリジナルラベルを作っているシリーズで、エト・カルタは日本の市場向けのオリジナルラベル。
エト・カルタのエトは干支、カルタはポルトガル語でラベルを意味することからつけられた名前です。日本向けのラベルデザインはベルリン在住の日本人ドローイングデザイナーの清水麻紀さんが毎年手がけています。
エト・カルタのメーカー ニーポート
1842年創業の歴史あるポートワインメーカー。5代目当主のディルク・ニーポートはブルゴーニュワインのエレガントな味わいに魅了され、自社畑の葡萄からスティルワイン造りを開始。彼の造るワインは多くのワインジャーナリストに絶賛の評価を受け、今やドウロのトップブランドの評価は揺るぎないものになっているメーカーです。
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そのメーカーが造るエト・カルタの赤ワインは、ドウロ地方の伝統的な品種をブレンドして造られており、赤い果実の香りと若干のスパイシーなニュアンスが感じられ、特に鶏肉やキノコを使った薫り高い料理におすすめです。
白ワインはレモン、桃、白い花のような爽やかな香りで、心地よい酸味、ミネラル感がうまくマッチし、とてもバランスの良い仕上がり。どちらも世界中で愛されている味わいです。
2019年の干支は亥
毎年2月頃から次の年のラベルデザインを作家さんと相談します。12支を締めくくる干支のイノシシ。
どういったデザインがよいのか悩んでいたところ、ふとシンプルながら美しいデザインの花札の猪鹿蝶を思い出し、作家の清水さんへ相談したところ、今回のラベルの下絵が届きました。
12支の動物に花札の花をあしらった年末・年始にピッタリのラベル。メインラベルはイノシシと萩の、花札では定番のモチーフ。右側は中国の干支では亥は豚を指すことから豚が描かれています。
新年の干支が描かれたものは縁起の良いものとして、お歳暮やお年始などのギフトにもぴったりですし、お正月飾りとして飾った後にワインを愉しむのもおススメです。
花札は1月が松、2月が梅、3月が桜、4月が藤、5月が菖蒲、6月が牡丹、7月が萩、8月が薄(ススキ)、9月が菊、10月が楓、11月が柳、12月が桐、の花が描かれます。
限定ラベルはそれらの花にエトの十二支の動物たちを合せています。
左上から松にネズミ(子)、梅にウシ(牛)、桜に虎、藤にウサギ(兎)、菖蒲にタツ(辰)牡丹にヘビ(巳)、メインの萩にイノシシ(亥)、薄(ススキ)にウマ(馬)、菊にヒツジ(未)、楓にサル(猿)、柳にトリ(酉)、桐にイヌ(戌)
イノシシは幸運のシンボル -ラベル作家の清水麻紀さんからのコメント
カルタと花札。
ポルトガのワインを和の遊び心でおもてなし。
イノシシと萩の調和のとれた縁起のいい(高得点!の)取り合わせを、新年のめでたさと一年の健勝を祈り、元気な十二支といっしょに賑やかで楽しくお洒落に表現してみました。
亥はフィレンツェでは町の幸運のシンボル。中国の干支では豚とのこと。豚は私の住んでいるドイツでも幸福の象徴です。世界中の皆様から愛されるボトルになりますように。
原産地呼称:DOPドウロ
エト・カルタ金いのししラベル
赤 ぶどう品種:トウリガ・フランカ、トウリガ・ナショナル、ティンタ・ロリス、ティンタ・アマレラ他
アルコール分:14.0%
エト・カルタ銀いのししラベル
白 ぶどう品種:コデガ、ラヴィガド、ゴウヴェイオ他
アルコール分:13.5%