生産者・ワイナリー紹介

シャンパーニュ ラルマンディエ‐ベルニエ

Champagne Larmandier-Bernier

メーカーサイト: http://larmandier.fr/fr/

トップクラスのRM生産者

今やRM(レコルタン・マニピュラン)のシャンパーニュ生産者に於いてトップクラスの評価を不動のものとしたラルマンディエ‐ベルニエはシャンパーニュ地方コート・デ・ブランのヴェルテュに本拠を置く。
畑はヴェルテュのプルミエ・クリュをメインにコート・デ・ブランのクラマン、アヴィーズ、オジェのグラン・クリュに合計18haの自社畑を持ち、ビオディナミによるブドウ栽培を実施している。栽培品種はシャルドネ90%、ピノ・ノワール10%。
ソフィーとピエールの夫妻にアルテュールとジョルジュの二人の息子が加わりワイン造りの精度が更に高まっている。

ビオディナミ栽培

彼らが目指すのは世界にこの地にしかないテロワールの表現。モンターニュ・ランスからコート・デ・ブランに広がるカンパニア期の石灰粘土質土壌の個性をワインに表現すること。ピエールは父親の急逝により1988年から妻ソフィーと共にワイナリーに入り母親を助けながら彼等のワイン造りを着実に前進させてきた。先ずは除草剤の使用を止め、1999年にはビオディナミ農法を導入、ブドウの木は白亜の土壌に深く根を張り、土中の豊かな微生物がブドウの木を守り育て見事な結実が実現した。

スマート・ビオディナミスト!?

2022年、ラルマンディエ‐ベルニエの畑にはドローンが飛び、ビオディナミの調合剤(プレパラシオン)を自動操縦で散布している。人の手での散布に比べて圧倒的な時間と労力の短縮になる。また、ラルマンディエ‐ベルニエではシャンパーニュ製造行程の一つであるルミアージュ(動瓶)はジロパレットで行い人の手で行うことはない。機械で出来て結果の変わらないことは機械に任せて、その結果、空いた時間を人は人にしかできないこと、例えば畑でブドウの木に向き合う時間などに集中している。彼らのワインがシャンパーニュのトップクラスと評価されるようになったのもこのようなスマートな考え方に起因している。そしてこの方向性は2人の息子、アルテュールとジョルジュによって引き継がれ更に進化を見せている。